《導入レポート》MRIクリニック青木医院

コラム

今回は、小規模医療機関向けの遠隔診断サービスについて、MRIクリニック医療法人青木医院・院長の青木先生にお話を伺いました。青木先生は脳神経外科認定専門医、そして日本頭痛学会専門医として診療を行われる一方、地域医療の担い手としてもご活躍されています。そんな医療現場でのお話や「京都ProMed CL」の使用感をくわしくお聞きしました。

|⻘木医院ではどんな医療を提供されていますか?

頭痛診療を中心とした<脳神経外科の診療>と、さまざまな病気に対応した<総合診療>を提供しています。青木医院は昭和9年に祖父が開院して以来、地域密着型のクリニックとして3代にわたり続いてきました。ですので患者様のなかには、ずいぶん昔の院内レイアウトをご存じの方もいらっしゃるんですよ。そんな温かいお付き合いを大切に、地域貢献できる「街の診療所」をめざしていきたいと思っています。

|どんなお悩みで来院される方が多いのですか?

当院は<頭痛クリニック>といわれるほど、初診は頭痛の方がほとんどです。「頭が痛くて会社を休んでしまった」「寝込んでしまい家事ができない」などの訴えをお聞きすると、頭痛は経済的、社会的にダメージの大きい病気だと痛感しますね。

当医院では、症状が軽度の場合は生活改善と専門治療薬を組み合わせて治療し、重度の場合は最新の治療法も取り入れながら治療していきます。原因は肩こりが多いですが、肩こり以外の病気が見つかることも少なくありません。さまざまな検査をしていくと、不思議なことに何かしらの問題点が見えてくるのです。外科手術を要する病気が見つかるなど、脳神経外科以外の領域も絡んでいきますのでとても奥が深いですね。

しかし、私が頭痛診療をスタートした当時はまだ、重篤な病気がなければ<異常なし>と診断されていた時代。開業まもない頃から「とにかく痛みを取り除いて欲しい」「検査をしても問題ないと言われます」という方々が駆け込み寺のように来院されました。この10年で日本頭痛学会の会員がぐんと増えて、頭痛への理解も広がっています。「早く来れば良かった。こんなに楽に過ごせるなんて」という笑顔がもっともっと増えていくように、引き続き研究を進めていきたいですね。

|京都ProMed CLの遠隔読影サービスはどんな時に利用されていますか?

自分で診断できない整形外科や婦人科の読影を依頼しています。もちろん自分なりに診断もしますが、返信レポートを見るとじん帯切断や半月板損傷など、専門医ならではの所見に驚くことが少なくありません。的確なレポートのおかげですばやく症状に合った専門医をご紹介できますので、治療の選択に役立っていますね。また、脳神経外科と神経内科はまったく異なる分野ですから、パーキンソン病や内縁疾患、難病など神経内科の病気を発見いただいたこともありました。

私のような開業医は常に一人で患者様と向き合っていますから、他の医師の意見をお聞きできる京都ProMed CLはとても心強い存在です。総合診療を提供していくうえでも、欠かせないツールになっていますね。

知人の開業医にはご自身の専門分野も含めて読影を依頼し、返信レポートを診断の参考にしているという方もいらっしゃるんですよ。私はまだ自分で診ていますが、将来的にはWチェックという意味で活用するのも良いかなと思い始めています。

|新しくなった京都ProMed CLの使用感はいかがでしょうか?

とてもスピーディになりましたね。依頼内容も専用画面からパパッと書いて送れますし、画像もアップロードしやすくなり、ずいぶん便利になった印象です。

また、返信レポートを専用サイトで確認できるようになったんですね。これはとてもありがたいです。外来が立て込んでくるとメールをチェックする暇がありませんから、後で大量のメールから探し出す手間がかかっていたんです。それが今ではまるごと専用サイトで確認できるわけですから。データ整理の時間もかからず助かっています。

|京都ProMed CLに今後期待されることはありますか?

今のシステムで十分満足しています。インターフェースがすっきりと見やすくなりましたし、セキュリティへの安心感、依頼件数の少ない小規模クリニックに対応、コストをかけずに導入可能という基本的な部分も含めて京都ProMed CLは使いやすいですね。

もし今後に期待するとしたら……読影いただく医師の指名システムでしょうか。「こないだのレポートが良かったから再度この先生に」など相互のコミュニケーションができると、よりモチベーション高く仕事に取り組めるのではないか、と期待しています。