Zoomをはじめとするオンライン会議システム上で、ビューワーを共有すれば簡単に画面上でカーソル共有ができます。画像送信は、画像送信は病院システム連携でも、手動でも対応可能です。画像検査自体は来院をうながすきっかけになりますが、結果説明はオンラインでも可能な形にしておけば、患者様や医療機関の負担軽減できます。
KMIC でビューワーを共有すれば患者様にわかりやすい説明を提供できます。
画像検査自体は来院をうながすきっかけになりますが、検査結果はオンラインでも可能な形にしておけば、患者様や医療機関の負担軽減できます。
画像検査での紹介元クリニック等へ、画像配信して共有することで機器の共同利用を促進 。患者様紹介に関しての相談等も画像をみながら直接行うことができます。
専門的ビューワーとしての機能と、コミュニケションツールとしての機能をみ合わせれば、画像教育にも有用です。オンライン講義・実習やウェブカンファレンスでは前もってチャットやメールでビューワーURLを配信しておけば各自がビューワーで画像閲覧できます。講義時にはZoom等で説明すれば、受講者は両者を見比べることで理解が深まります。各自に端末を用意しなくても実践的な画像診断実習が可能。質問等はZoomを介して行えます。
LMS(Learnig Management System)との連携用標準規格LTI(Learning Tools Interoperability)連携に画像ビューワーとして国内で初めて対応(当社調べ)。ユーザーマスター情報を独自で持たなくても、LMS上のユーザー情報を取得、ログ管理することで、部外者の閲覧を防ぎ、安全な教育システム構築を可能とします。
・LTI連携を実装することにより、ユーザ情報一元管理(データ移行、データ二重化が不要)・LMSのユーザ情報と連携することによるセキュリティの強化(なりすまし、不正アクセスの防止)
京都大学医学部でのオンライン講義、実習でのKMICビューワー使用を現在準備中です。オンライン講義での経験は、通学再開時にもきっと役に立ってくれるでしょう。
学習者主体の画像診断実習が可能になる。Zoom システムとの連携により、学習者の進捗状況を学習者と教官の間で共有して適切なフィードバックを行うことが可能になる。パワーポイントスライドによる講義(キー画像が予め提示されている)では学習者はどうしても受け身になるが、このシステムでは自分の能力(病歴から考えられる臨床推論能力や PACS システムを適切に使用する能力)を活用して、正しい病変を検出し、その所見から自分の臨床推論に重みづけを加え、鑑別診断リストを再評価してさらに適切なものとすることができる。
従来のスライド講義では、教師が与える臨床推論の道筋を聞いているだけであった学習者が、主体的に、自分の能力を使って、画像診断実習を行うことが出来る。
さらに、自動翻訳システムを併用することにより、海外医学生や海外医師との協働学習も可能である。画像診断学習自体は本来、世界中で共通の診療行為である。その教育方法には、おそらく、国による違いがあったと思われる。日本では画像診断装置が OECD 国内でも人口当たり、多く配備されている状況がある。画像診断教育素材にも事欠かない状況である。
また、各大学では LMS を使用して学習者の進捗管理や課題管理を行うことが一般的であるが、 LTI 連携を実装することにより LMS によるセキュリティ管理を利用することが可能となる。結果として、患者さんの個人情報である医療画像情報の適切な教育への利用を行うことが可能となる。
カンファレンスにはオンラインならではの利点もあります。時間と距離の制約がなくなれば、今まで参加が難しかった遠方からも、海外からでも発表や議論に加われます。
関西GUR研究会は1998年に発足された関西GUR勉強会を前身とし、現在まで20年以上にわたって続く由緒ある会です。単なる教育講演だけではなく、会場でのフィルムリーディングが行われ読影のノウハウを共有することが大きな魅力です。もともとはフィルムを持ち寄って症例を討議していましたが、画像のデジタル化に伴ってDICOMデータを用いるようになり、現在は事前にホームページから症例の閲覧をできるようになっています。
今年からProMedの画像ビューワを利用させていただいて症例の事前閲覧と当日の症例提示を行っています。様々な施設の放射線科医が用いるビューワなので、ある程度直感的に利用できる必要がありますが、実際に私が使用させていただいて、操作に必要な機能もすぐに見つけることができ、表示スピードや展開など何も不自由を感じません。GUR世話人間からも高評価をいただいています。
今年は新型コロナ肺炎の流行に伴い、GUR研究会は完全にWebで開催することとなりました。今までは症例提示に慣れた固定した世話人が画像を提示していたのですが、Web開催では画面切り替えをスムーズに進めるために解答担当の一般会員の先生に画像操作を御願いしています。毎回異なる先生に御願いすることになっていますが、今のところどの先生も的確に画像を操作し、Web上の討議も非常に円滑に行われています。このビューワの操作性の良さが証明されたのではないかと思っています。
また、今年のコロナ渦で半ば強制的に働き方の変換が求められ遠隔画像診断を始めた施設も多いと思います。特に感染第一波の時期には関西GURを介してProMedからも期間限定で無償援助の申し出をしていただいていました。Web上の画像供覧だけでも症例の共有と勉強になりますが、日常診療にも遠隔画像診断をうまく取り入れることで放射線科の働き方も効率化し良い方向へ転換すると感じています。
末筆になりますが、GUR研究会を立ち上げ本日に至るまで様々なご協力下さっている河上聡先生に心から感謝を申し上げます。